新築に伴うエクステリアの計画です。 お施主様からは 犬を放し飼いにしたい、隣接する住宅からの視線を遮りたいとのご要望をいただきました。 高低差のある立地で南面道路とは盛土によるレベル差があり、覗き込まれるような条件ではありませんが、やはり隣接家屋の多い閑静な住宅地。視線は気になります。 今回は完全なクローズ外構でありながら開放感のあるお庭を目指しました。
擁壁はコテの表情でやさしい風合いに仕上げ、スタイリッシュなウッド調のフェンスで目隠しをしています。北面のエントランスまわりも含めた境界部分の高さを調整し、威圧感を緩和する自然な存在感としています。
門扉とフェンスは同一メーカーのものですが、他社部材を組み合わせる場合も、強調される線や配置をデザインする事によって全体に統一感を持たせる事が可能です。
愛犬が走り回る姿を想像しながらメインのお庭の植栽は最小限にしスペースを邪魔しないように配置。シマトネリコ、ジューンベリー、ヒメシャラなど葉が小ぶりで涼し気な表情の木を選んでいます。 コンパクトなスペースが暗くならないよう照明を多用しているので、夜間の照度バランスと配線をシンプルにする事にも配慮しました。
主な部材
・親子門扉:マイリッシュA8型(三協アルミ)
・フェンス:マイリッシュA7型
・門袖:美ブロ(四国化成)+スマートストーンスタック(MACHIDA Corp.)
主な植栽
・シマトネリコ
・ホンコンエンシス
・オリーブ
・ジューンベリー
・ヒメシャラ